なとりすの【タキ】です!
リゾットは材料も作り方もとてもシンプルですよね。
しかし家で作ろうとするとうまくいかないなんてことも。
また、昨今のコロナ禍により気軽にレストランに…とはなりづらいですよね。
そこで今回は生米から作る本格リゾットのレシピと美味しく仕上げるコツをご紹介します。
冷やご飯もなく、ご飯を炊くのも面倒だけど、ご飯ものが食べたい。
そんなあなたにおすすめな本格リゾットレシピです。
もう「おじや」みたいとは言わせません!
まず、お粥、雑炊、おじや、リゾットの違いについて触れていきます。
▶お粥
お粥は生米から大量の水で炊いた料理です。
▶雑炊
雑炊はだしを使って具材と炊いたご飯を入れたものです。粘り気は弱めです。
▶おじや
炊いたご飯を鍋などに入れて作られることが多く、お米の形が崩れるくらい煮込んでトロトロになったものです。(雑炊とおじやは諸説あり)
▶リゾット
イタリアの料理で生米を炒めて、ブイヨンなどで炊いた料理です。
特徴はお米を洗わない、お米を炒める、アルデンテにするなどが代表的です。
似たようなお米料理ですが、意外と違いがあることが分かります。
そして本格的なリゾットにするには「アルデンテ」にすることが重要なようです。
ここからは生米から作るリゾットレシピと簡単にアルデンテにするコツを紹介します。
■超簡単!生米からクリーミーリゾット
材料(1人前)
オリーブオイル 大さじ1
にんにく 1かけ
玉ねぎ 1/4個
生米 1/2カップ(米用カップで)
水 150cc
牛乳 50cc
顆粒コンソメ 小さじ1強
塩・粗挽き黒コショウ 少々
タバスコ おすすめです
【作り方】
- スライスしたにんにくを、オリーブオイルを引いたフライパンで、
きつね色になるまで弱火で炒めて一度取り出す。 - にんにくを炒めている間に、玉ねぎをみじん切りにする。
- 玉ねぎのみじん切りを加え、少し透明になるまで炒める。
ベーコンなどを加えるならここで。 - 生米を洗わずに加えて、半分白っぽくなるまで中火で炒める。
◆【ここでアルデンテにするコツを解説①】
「お米を洗わず油で炒める」
お米を洗うと水分を吸います。その水分がリゾットにしたとき粘りとなります。
軽く油を敷いたフライパンでお米を洗わず弱火で炒めることで、一粒一粒がコーティングされてお米が水分を吸いにくくなります。
特に日本のお米は水分が多いのでこの工程によって水分のコントロールを行うのが肝心です。 - 水と牛乳とコンソメを加え、沸騰手前で火を弱火にする。
◆【ここでアルデンテにするコツを解説②】
「スープは『熱々』と『少しずつ』加える」
本レシピでは水と牛乳を冷たいまま入れていますが、本格的なアルデンテに仕上げるには別で沸騰直前まで熱したものを入れましょう。
お米の温度が下がるとデンプン質が溶け出し粘りが出ます。
したがって温度を下げないよう熱々のスープを加えます。
その時一気に注ぐとお米同士がぶつかり合い、粒が割れたり、デンプン質が溶け出す要因となります。
スープを加えるときは「熱々」と「少しずつ」が鉄則です。
木べらで軽く混ぜたときに鍋底が見えたらスープを少しずつ入れるようにしましょう。 - 水分が少なくなるまで、弱火のまま10分位煮込む。特にかき混ぜなくても大丈夫です。
◆【ここでアルデンテにするコツを解説③】
「木べらで混ぜすぎない」
混ぜすぎるとお米が割れてデンプン質が溶け出します。
焦げ付かないよう時々鍋底をすくう程度でOKです。 - 味見をしてみて米に少し芯が残るくらいならOK。
まだ硬く水分も少ないようなら、50ccほど水を足してさらに煮込む。 - 少し水分を残す位で火を止める。最後に塩・荒挽き黒コショウで味を調える。
- 器によそって、取り出しておいたにんにくチップをのせて、
お好みでタバスコを振って完成。
cookpad「超簡単!生米からクリーミーリゾット」より引用https://cookpad.com/recipe/976428
作り方の途中で紹介した3つのコツを実践すると、出来上がりがしっとりとしているのにお米の粒が立ち、お米に張りが生まれます。
程よくお米に芯が残り、噛めば噛むほどうまみを感じるリゾットになります。
リゾットは素材も作り方もシンプルだからこそポイントさえ掴めば誰でも簡単に本格的なリゾットが作れるのです。
■リゾットの保存について
保存についても簡単です。ポイントとしては2点。
1つ目はリゾットを平らなバットなどに移して冷まします。その後冷蔵庫で保存します。
また、1食ずつジップロックなどに分けて冷凍することも可能です。
しかし、保存となるとどうしてもアルデンテ感が弱くなります。
そこでポイント2つ目は保存する分を早めに火から上げてから冷蔵・冷凍するということです。アルデンテはお米に水分が完全に浸透することで無くなってしまいます。
ですから出来上がりより早めに火から上げ、早めに冷やすことで水分の浸透を防ぎ、アルデンテ感を保ったまま保存が可能です。
さらに詳しい保存方法については、こちらの記事をご参照ください。
→「リゾットの冷凍保存は可能?冷凍保存・解凍の方法まとめ」
■まとめ
いかがでしたか?
今回ご紹介したレシピはとってもシンプルでアレンジも幅広く作れるものになっています。
生米から作るリゾットならではの、本格的なアルデンテはご紹介したコツを意識して調理するだけで実現できます。
レストランに行きにくい今だからこそ、お家で本格的なリゾットを簡単に味わってみませんか?