なとりすの【ヒラーノ】です!
暖かい料理で身も心もホッとしたいですよね。
そんなときに暖かくて食べ応え抜群なリゾットはピッタリ。
その中でも今回は、濃厚でクリーミーが売りのチーズリゾットの具材に注目。
1.チーズについて
まずは、チーズリゾットを作るうえでとても重要な「チーズ」についてご紹介します。
・チーズの基礎知識
人類最古の食品ともいわれるチーズ。
紀元前3500年頃のメソポタミア地方で誕生したのち、ヨーロッパやシルクロードに沿って各地へ伝わり、現在でもそれぞれの土地にあった、個性豊かなチーズが世界各地で作られています。
その数はなんと1,000種類にもおよぶといわれています。
チーズ生産国第3位(ちなみに1位はアメリカ)のフランスでは「1村に1チーズあり」といわれるほどなんだとか。
・チーズの種類
チーズは大きく分けて
・ナチュラルチーズ
・プロセスチーズ
の2種類にわけることができます。
ナチュラルチーズ
ナチュラルチーズは、牛や羊などの乳に乳酸菌といった菌を加え、乳成分(=タンパク質)を固め、ホエイの一部を取り除き、加えた菌を発酵・熟成させつくったものを指します。
乳、加える菌、大きさ、形、時期などで味やおいしさが全く異なるので、現在わかっている種類でも1,000種類以上あります。発酵・熟成しているので「生きた食品」とも言えますね。
プロセスチーズ
プロセスチーズは、先程紹介したナチュラルチーズを加熱し、溶かし乳化させ固めたものです。
ナチュラルチーズしかなかった20世紀初め「世界中、どこでもおいしいチーズが食べられるように」という願いから、1911年スイスのGerber社が開発しました。
最大の特徴は保存しやすく、長持ちで、味や風味を変えられること。
現在、日本で売られているチーズの約半数がプロセスチーズです。知っていましたか?
〈ちょっと小話〉 チーズの伝説
むかしむかし、あるアラビアの商人が砂漠地帯を旅しておりました。
砂漠地帯ですので当然水はすぐに手に入りません。
頼みは羊の胃袋でできた水筒にある乳でした。
途中、のどが渇いたので、水筒を傾けて飲もうとしますが、一向に乳は出てきません。
不思議に思った商人が水筒の中を除いてみるとなんと白い塊が。
恐る恐る白い塊を食べてみると、とてもおいしかったとか…。
実は、この白い塊こそがチーズの原型だと言われています。
チーズとは、偶然が重なってできた奇跡の一品なのかもしれません。
2.チーズリゾットに合う具材
チーズに詳しくなったところで、いよいよチーズリゾットに合う具材をご紹介。
The・王道「ベーコン」
レシピを検索したらまずでてくるのは、みんな大好きベーコン。
コクのあるチーズと塩気がきいたベーコンは相性抜群。
旨味たっぷり「キノコ類」
同じ菌によってつくられているキノコとも、チーズリゾットは相性抜群。
キノコは一度冷凍してから使うと、長く保存できより旨味が増すんだとか。
今日は豪華にといったらコレ「シーフード」
やはり外せない、海の幸。豪華に見せるのならシーフードはいかが。
冷凍のシーフードミックスで作ると時短でおいしく華やかに。
色彩鮮やか「ほうれん草」
緑黄色野菜の一つであるほうれん草は栄養満点。12-1月が旬なので甘くておいしい
ほうれん草を入れて彩り鮮やかに。
番外編
・昔は金と同じ価値!?一振りで味が決まる「胡椒」
中世ヨーロッパでは金と同じ価値があった胡椒。
盛付の最後に一振りすることでワンランク上の味に。
・和と洋のマリアージュ「味噌」
チーズフォンデュの隠し味として使われる味噌は、チーズリゾットでも言わずもがな。
オススメは白味噌。
3.おわりに
今回は、チーズリゾットに合う具材を紹介しました。いかがだったでしょうか。
皆さんが想像していた具材は入っていましたか。
チーズリゾットを作る際にはぜひ参考にしてくださいね。