忙しい朝におすすめ。牛乳不使用の絶品リゾット作り方3選

なとりすの【ジョコ】です!

朝は忙しい。何てこと当たり前のようにあると思います。私も朝は特に時間がなくて朝ご飯を食べそびれることも度々あります。
そんな忙しい朝にちょっとした調理で絶品のリゾットなんか食べたくありませんか!?
しかもリゾットと言えば牛乳が必須!と思っているあなた。本日紹介するリゾットは牛乳を一切使用していないので、牛乳が苦手というあなたにもとてもおいしく食べていただくことができると思います。
忙しい朝に気にするのはやはり時間だと思います。調理時間や材料費もポイントとしてお教えしちゃいます!
では早速レシピを紹介していきます。

【超簡単!絶品リゾット(牛乳不使用)】

レシピはこちら(https://cookpad.com/recipe/3765541
調理時間:7分
材料費:約200円(2人前)

参考レシピ内では鍋とフライパンを使用していますが、朝はやっぱり時間がないのでなるべく洗い物も少なく効率よく時間を使いたいです。
ですので「+aポイント」として「調理器具も極力使わない」ことをポイントにしています。湯を沸かす道具として電気ケトルがご自宅にある方に限りますが、お湯は電気ケトルで沸かすこと。そうすることで鍋を洗う工程がなくなります。そしてコンソメの入れるタイミングはレシピ内③でお湯と同時に入れれば完成までに溶けます。
今説明したように実施していただくだけで洗い物も最小で済み、朝の時間を有効活用することができます。

【牛乳なしリゾット】

レシピはこちら(https://cookpad.com/recipe/7136310
調理時間:15分~20分
材料費:約500円(3人前)

こちらのレシピでは調理時間が朝にしては多めにかかってしまう傾向があります。
ただこのレシピのポイントは「3人前」というところがポイント。どうしても作る量が多くなると使う食材1つ1つの量が増えるためすべての工程に時間がかかってしまいます。
ですので1人前2人前ならもう少し10分~15分で実施できますよ!
レシピの「+aポイント」としては「食材を細かくカット」です。食材の旨味は大きさではありません。小さく切っていることで時短という意味では食材に早く火が通るため効率的です。またこちらのレシピでは⑧の工程で水の使用とありますがお湯を使用することで早く沸騰し煮詰める時短にもつながります。

【一人ランチ☆牛乳無しでもミルクリゾット】

レシピはこちら(https://cookpad.com/recipe/5184118
調理時間:5分
材料費:約70円(1人前)

こちらのレシピの特徴としてはタイトルにもありますがランチに作ることです。ただこのレシピの何がすごいかというと調理時間が一番短いのです。なぜそれが可能にしているのかというと水分量の違いです。ここからは好みの違いによりますが水分が完璧に飛ぶ前に完成しているからです。少し水気が多いリゾットが好きなあなたにおすすめです。
今回は使用している食材があさり+ブロッコリーとリゾット界隈では少しニッチな食材になっていますが、シーフードがお好きな方はエビやホタテをさらに追加することでシーフード感が一気に増すこと間違いなしです。

まとめ

いかがだったでしょうか。リゾット=牛乳とイメージされていたあなた。
意外にも牛乳を使用しなくてもリゾットを作ることは可能です。
また、時間がない朝にも意外簡単にリゾットを作ることができてしまうのもおわかりいただけたかと思います。土曜日や日曜日に一度試しで作ってみて時間的にも余裕そうであればぜひ平日に試してみてはいかがでしょうか。
「どうしても朝の時間に調理できない」「だけど少し絶品料理が食べたい」そうお考えのあなたへ。nutrth(ナトリス)ってご存じですか?そんなあなたの願いをすべて叶えたオシャレな無添加インスタントリゾットが自宅で手軽に楽しめます!一度この機会に下のリンクからHPを訪れてみてください!
HP(https://www.nutrth.shop/c/original/wazotto/nrds04025604-05-06-09-10-11

リゾットにぴったりの副菜はこれ!栄養価を上げるための素材選びのアドバイス付き

なとりすの【ジョコ】です!

リゾットと言っても作り方や使っている食材、リゾットの種類など様々ありすぎるため、今回はリゾットのレシピの紹介をし、そのリゾットにマッチしている副菜を栄養価とともに紹介していきます!!!
この記事を読むだけで今晩の献立が決まるかも!?

【①トマトリゾット編】

リゾットと言えばトマト!と連想したそこのあなた。こちらのレシピを参考にして一度料理してみてはいかがでしょうか。レシピはこちら(https://cookpad.com/recipe/3362144

今回はこのレシピで作ったあなたに向けて
①前菜
②スープ
③副菜
の順で紹介していきます!!!

まずトマトリゾットのベースとして使用されているトマト。
このトマトにはご存じのとおり「リコピン」が多く含まれています。簡単に言うと、抗酸化作用が多く含まれていて老化やがんのリスクを抑えてくれます。このリコピンの成分をより接種しやすくしてくれるものとして「レシチン・油脂」などがあげられます。これらを使った副菜レシピを簡単に紹介していきます。

それではさっそく前菜から紹介していきます!
「①イタリアンソースでたっぷり野菜の蒸し鶏」です。レシピはこちらから↓
https://www.kurashiru.com/recipes/8e08ce06-d6ce-4e7a-96f5-5270c518664e
リコピンを、助ける成分として「レシチン」があげられます。
レシチンは主に鶏肉や大豆製品に多く含まれています。上記の料理は15分くらいでサクッと作れるかつなんと材料費が400円前後とお手軽に作ることが出来ちゃうんです。
前菜部門として付け合わせで作ってみてはいかがでしょうか。

次に前菜ときたらやっぱりスープが必要ですよね。トマトリゾットに合うスープがあるんです。
「②ブロッコリーとお豆のコンソメスープ」です。レシピはこちらから↓
https://daidokolog.pal-system.co.jp/recipe/7871
前菜の時に説明したようにレシチンは大豆製品に多く含まれているため大豆がメインのコンソメスープがおすすめ!さらにブロッコリーやレシピ内には記載がありませんがキャベツを入れることでリコピンとの組み合わせもよく血行促進などの追加効果を得ることができます。

最後に必要なのは副菜ですよね。これまたトマトリゾットにピッタリな副菜が存在しています!
「③きのこのアーリオオーリオ」です。レシピはこちらから↓
https://oceans-nadia.com/user/502835/recipe/429621
ここまで読んでくださっているあなたはもう気づいていますよね?!
なぜこちらのレシピがいいかというと「油」なんです。リコピンは油脂とともに接種することでより大きな効果を得ることができます。油脂と言っても動物性ではなく、植物性の油脂と一緒に接種することがポイントになります。

【②クリームリゾット編】

リゾットと言えばクリーム!と連想したそこのあなた。こちらのレシピを参考にして一度料理してみてはいかがでしょうか。レシピはこちら
https://www.kurashiru.com/recipes/fd64de0d-de61-4ef4-8dc9-e97ff808acca
今回はこのレシピで作ったあなたに向けて
①前菜
②スープ
③副菜
の順で紹介していきます!!!
まずクリームリゾットのベースとして使用されている牛乳。この牛乳にはご存じのとおり「カルシウム」が多く含まれています。このカルシウムには骨粗しょう症を予防したり、精神を安定に保つ役割があるといわれています。

それでは早速クリームリゾットに合う前菜から紹介していきます!
「①蒸し鶏と海藻のサラダ」です。レシピはこちらから↓
https://delishkitchen.tv/recipes/174851116658328657
カルシウムの吸収をよくするものとして「マグネシウム」が良いとされています。
マグネシウムを多く含む食べ物として海藻類が有名です。そんな海藻類を使った料理を作ってみてはいかがでしょうか。レシピ内のドレッシングは中華風ですが、イタリアンや胡麻ドレッシングでお好みにしてみてもいいと思います。

次にクリームリゾットに合うスープを紹介!
「②ソーセージとキャベツのチーズスープ」です。レシピはこちらから↓(https://www.kurashiru.com/recipes/443e4e64-dbd7-4e3c-aab4-3ef662db432b
カルシウム吸収のお助け成分として「カゼイン」もあげられます。カゼインは主に乳製品に含まれているため牛乳を使った料理を作ることでとることもできますが、クリームリゾットからではなくて副菜にもカゼインを取り入れたいよ!というあなた。こちらのレシピを参考にしてみてはいかがでしょうか。

最後に副菜の紹介をします!
「③イタリア風・鮭のムニエル」です。レシピはこちらから↓
https://topics.tbs.co.jp/article/detail/?id=15298
カルシウム吸収に欠かせないのが「ビタミンD」です。
ビタミンDは基本的に魚類に含まれていることが多いです。そこで今回は特に多く含まれているサーモン料理を紹介しました。

まとめ

今回は大まかに「トマトリゾット・クリームリゾット」を作りたいあなたに組み合わせとしてどんな料理が最適か、栄養価の面で紹介してみました。
今回の組み合わせで作っていただくことでとトマト・クリームリゾットを食べるだけでなく栄養面でもバッチリになること間違いなしです。
ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

リゾットは牛乳で!家にある材料で美味しいリゾットを作る方法

なとりすの【ジョコ】です!

リゾットの味の種類、皆さんはどのくらいあるのかご存じですか。
チーズリゾット、トマトリゾット、クリームリゾット、カレーリゾット…などなどありますが、
今回はクリームリゾット(牛乳ベースのリゾット)を紹介していきます。
なぜクリームリゾットをご紹介するかというとこちらです。
1位 きゅうり、2位 豆腐、3位 キャベツ、4位 レタス、5位 納豆、6位 牛乳、7位 もやし、
8位 パン、9位 食パン、10位 卵 です。これは何のランキングだと思いますか?

正解は・・・冷蔵庫の最近捨ててしまったランキングです。
https://news.yahoo.co.jp/byline/iderumi/20200526-00180358より引用)

見ていただいてわかるように6位に牛乳が含まれています。
どうせ捨ててしまうなら、、、
この牛乳に加えて家にある食材で美味しいクリームリゾットを作る方法を伝授します。
繰り返しになりますが、コンセプトとしては美味しいクリームリゾットを作るのではなく、家にある材料で美味しいクリームリゾットを作成することです。

1.本格的なミルクだけのリゾット

早速ですが、まずはクリームリゾットの王道である「牛乳(クリーム)のみのリゾット」の作り方を伝授します。牛乳好き牛乳を消費しなきゃ!そんなあなたにオススメ
材料
 ・牛乳     :400ml
 ・玉ねぎ    :50g
 ・オリーブオイル:大さじ1
 ・米      :150g
 ・熱湯     :200ml
 ・塩      :小さじ1/2
 ・黒胡椒    :適量
 ・粉チーズ   :大さじ2
詳しい作り方に関しては、https://www.meijioishiigyunyu.com/recipe/detail/270.htmlを参考にしてみてください!!
☆ちょっと豆知識☆
黒胡椒を今の倍加えることによりスパイシー感upで美味しさが増すかも?!
胡椒に含まれるピリペンには血管を広げて血流をよくする効果があります。
また、ダイエット効果、エイジングケア効果、リラックス効果もあるのでオススメ☆

2.ベーコンとしめじのミルクリゾット

少し洋風の味を強めたいあなた!リゾットにベーコンとしめじを加えてみてください
ベーコンの肉々しさとほんのり油の旨味が口に広がります。そしてしめじから出るキノコのエキスも堪能できます。
材料
 ・ごはん     :200g
 ・ベーコン    :50g
 ・しめじ     :1/2房
 ・玉ねぎ     :1/2個
 ・バター     :15g
 ・牛乳      :300ml
 ・粉チーズ    :大さじ1
・黒コショウ   :適量
詳しい作り方に関しては、https://recipe.suntory.co.jp/recipe/005373を参考にしてみてください!!
☆ちょっと豆知識☆
ベーコンに含まれる脂質によってきれいな肌や髪を作ってくれます。
また多種類のビタミンを含んでいるため貧血の予防皮膚のシミやしわを防いでくれる効果があるのです!
一方でベーコンは100g当たり405Kcalと高カロリーです。また脂質も100g当たり39.1gと高脂質なため食べ過ぎには注意してくださいね。

3.鮭のミルクリゾット

パック売りしている鮭。家族全員の晩御飯に出したけど1匹だけ使わずに冷凍。なんてことありませんか?余ってしまって使い道がない鮭を簡単リメイクできるんです。
材料
 ・ごはん     :1膳分
 ・甘塩鮭     :1切れ
 ・玉ねぎ     :1/4個
 ・バター     :小さじ1
 ・牛乳      :1カップ
 ・パルメザンチーズ:小さじ1
 ・黒コショウ   :適量
 ・塩       :適量
詳しい作り方に関しては、https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1070033591/ を参考にしてみてください!!
☆ちょっと豆知識☆
牛乳と鮭意外にも一緒に食べることで得られる効果が爆大です。
主な効果として骨粗しょう症、疲労回復です。鮭にはビタミンDが多くビタミンDにはカルシウムやリンを吸収しやすくしてくれる効果があります。これにより丈夫な骨を形成できるため骨粗しょう症の予防になっています。
また乳製品に含まれるアミノ酸と鮭に含まれるビタミンBの効果により疲労回復の効果が大いにあります。

4.まとめ

今回は牛乳を使って、家にある食材を用いて簡単に作れるものばかりを紹介しました。
牛乳が好きな人は入れる食材によってミルクリゾットを楽しむ、そうでない方もミルクリゾットに入れる
食材によって体にもメリットがある料理を作れることがわかっていただけたかと思います。
休日や食材がある際にはぜひ一度作ってみてはいかがでしょうか。

リゾットに合うおすすめのキノコ〜栄養価についても解説〜<後半>

前半では、キノコの栄養素とスーパーなどで手に入れやすいキノコの特徴やポイントについて解説しました。低カロリーでヘルシーなだけでなく、健康にも美容にもよい栄養素がたっぷりつまっているスーパーフードであるキノコ。まだ前半を読まれていない方は、こちらから。
リゾットに合うおすすめのキノコ〜栄養価についても解説〜<後半>

後半では、リゾットにキノコを使うポイントや、栄養素をしっかり吸収するためのポイントなどを解説します。キノコのポテンシャルを最大限活かすのに、リゾットは最適ですよ。

リゾットにキノコを使う時のポイント

キノコは旨味が多いので、野菜のスープ(ブイヨンなどで作ったものも含む)がなくても、お湯だけでも美味しくできます。また、旨味や香りの強い食材は塩分が少なくても物足りなさを感じにくいので、調味料も少なくてすみます。塩分を気にしている方や健康に気を遣っている方にも、ぜひ使っていただきたい食品です。

種類にもよりますが、キノコは油を吸いやすいので、全体を手早く炒めるのがポイントです。リゾットを煮ているフライパンとは別のフライパンで炒めて、リゾットを煮ているフライパンに入れるとよいです。そして、キノコを炒めたフライパンにお湯を入れて、旨味と香りをリゾットのフライパンに加えるようにしてください。

やらない方がよいこと

■細かく刻みすぎない方がよい
食べる前に細かくしすぎたり、ミキサーでペーストなどにしてしまうと、食物繊維が壊されてしまい、整腸作用が薄れてしまいます。きのこは包丁で切るのではなく、なるべく大き目に手で割いてから調理をするのがお勧めです。

■洗わない方がよい
栄養素であるビタミンB郡、カリウムが水溶性のため、洗うとビタミンや風味が損なわれてしまいます。ペーパータオルなどで軽く拭くだけで大丈夫。下ごしらえが簡単なのも利点ですね。

冷凍すると、更に栄養素アップ!?

意外かもしれませんが、冷凍するとキノコの栄養素を更に引き出すことができるんです。冷凍することで、キノコの細胞が破壊され、中の酵素の活動が活発になります。グアニル酸、グルタミン酸、アスパラギン酸といったアミノ酸が生の状態の3倍も増えます。この3つのアミノ酸類は旨味成分でもあり、味も良くなります。

えのきやしめじ、エリンギなどは食感が変わってしまうというデメリットはありますが、代謝効果がアップしますし、美肌効果も増します。えのきやしめじ、エリンギなどはコリコリッとした食感が美味しさの1つだと思うので悩ましいですが…。軽く水洗いをして、しっかり水気をとり、密封できる容器やジッパー袋に入れて冷凍庫へ。冷凍で1ヶ月ぐらいもつので、時短にもなりますね。

一度冷凍を試してみて、やっぱり食感が大事と思えば、冷凍ではなく生のまま使えばいいと思います。お伝えしてきた通り、そのままでも栄養たっぷりですからね。

世界三大美女の楊貴妃も食べていた?

古代ローマでは神々の食べ物として、古代エジプトでは王族しか食べることを許されていなかったと言われています。中国では秦の始皇帝も不老の薬として大切にしていたそうです。また、世界三大美女の楊貴妃は若さと美しさを保つために、白キクラゲを食べていたそうです。日本では4000年以上前、縄文時代から好んで食べられていたと言われています。

まとめ

いかがでしたか?キノコは低カロリーでヘルシーなだけでなく、健康にも美容にも効果的な栄養素がたっぷり。さらにお財布にも優しいときたら、言うことないですね。いろいろな調理方法がありますが、水に溶けやすい栄養素もあるので、溶け出した栄養素も全て身体に取り入れることができるリゾットは理想的だと言えます。ぜひリゾットにはキノコを使ってみてくださいね。

前半はこちらから↓
リゾットに合うおすすめのキノコ〜栄養価についても解説〜<前半>

リゾットに合うおすすめのキノコ〜栄養価についても解説〜<前半>

キノコは低カロリーでヘルシーというイメージがあると思いますが、リゾットの食材としてはどうなのでしょうか?和食、洋食、中華と、どんな料理にも合うキノコ、もちろんリゾットにも合います。では、たくさんあるキノコのうち、どれがリゾットに合うかというと、答えは、、、

好みです。

それを言ってしまったら話が終わってしまうのですが、スーパーで売られているような、一般的なキノコは基本何を使っても美味しくできます。だからこそ、好みになるんですね。

選ぶ理由は味、食感、扱いやすさなど、それぞれだと思いますが、人によって、ご家庭によって、よく使うキノコってあると思います。例えば、うちはしめじやエリンギ、椎茸などはよく使いますが、舞茸はほとんど使いません。逆に、舞茸は絶対に欠かさないという方もいらっしゃるでしょう。まずは普段よく使っているキノコから始めてみてはいかがでしょうか。

キノコは低カロリーでヘルシーというだけではありません。健康にも美容にもよい栄養素がたっぷりつまっているんです。本日は代表的なキノコの栄養価についてもご紹介しますので、いつも使っているキノコの良さを再発見してみるもよし、普段あまり使っていなかったキノコの良さに気づいていただくのもよし。 まず前半では、キノコの栄養素とスーパーなどで手に入れやすいキノコの特徴やポイントについて解説します。

キノコはスーパーフード!

キノコを一言で表すと、低カロリーで高栄養食品です。9割が水分で脂質はゼロに等しいため、カロリーがかなり低く、食べごたえもあって満腹感も得やすいだけでなく、健康にも美容にもよい栄養素がたっぷり。まずはキノコ類全般に含まれる栄養素について解説します。

①食物繊維 食物繊維といえば、整腸作用、便秘解消ですね。「健康状態の8割の鍵を握る」と言われる臓器は腸にあります。食物繊維には、腸内にある老廃物を絡めとって排出してくれる働きがあるだけでなく、善玉菌のエサでもあるので、善玉菌が活性化されて腸内環境が良好になるというメリットもあります。腸をよい状態に保っておくことで、健康にも美容にも効果的だといえます。

②βグルカン キノコに含まれている食物繊維の1つ。「免疫力アップといえばβグルカン」と言われるほどで、林野庁も公式に発表していますが、ウイルスに対する抵抗力が増すようです。アレルギー予防や改善効果も期待されていて、花粉症などのアレルギー症状に悩んでいる人にもお勧めです。

③ビタミンB郡

エネルギー代謝を促進します。代謝が促進されると免疫力も高まります。また、臓器をよい状態で動かしてくれるため、身体全体の機能が高まります。

・ビタミンB1

糖質(主に炭水化物)の代謝を助けてエネルギーを生み出す働きがあります。筋肉疲労時にたまる乳酸の燃焼にも関わっているので、疲労回復効果も期待できます。「疲労回復ビタミン」とも呼ばれています。

・ビタミンB2 脂質をエネルギーに変える働きがあります。細胞の新陳代謝を促す働きがあり、ターンオーバーが活性化され、美肌効果が期待できます。「美容ビタミン」とも呼ばれています。

④ビタミンD 野菜では補うことができない不足しがちなビタミンで、日本人の8割はビタミンDが不足していると言われています。ビタミンDが不足するとなぜ困るかというと、骨粗しょう症など骨に影響してくるからです。骨といえばカルシウムが思い浮かぶ方も多いと思いますが、実はカルシウムそのものは吸収率が低く、身体に吸収されにくいんです。ビタミンDはカルシウムの吸収をサポートしてくれるので、非常に重要な役割を果たしています。なお、ビタミンDはオイルとの相性が良く、オイルを使って調理することで体により吸収されやすくなります。

⑤葉酸 ビタミンB12とともに赤血球を作ったり、DNAを正常に作る材料になったりします。また、葉酸は妊娠初期の胎児の成長に欠かせない栄養素です。妊娠中の方や妊娠を希望されている女性は、積極的にキノコを採るとよいようです。

⑥ナイアシン 様々な酵素の働きを補う「補酵素」として働きます。糖質や脂質、タンパク質が代謝されるのを助ける作用や、皮膚や粘膜を健康に保つ働きもあり、ナイアシンが不足すると、口内炎や皮膚炎につながると言われています。

⑦キノコキトサン キノコに特有に含まれているキノコキトサンという成分には、脂肪の吸収を抑えて体外への排出を促進したり、血糖値の上昇を抑える効果があり、ダイエットにとても効果的な栄養素とされています。

⑧オルニチン アミノ酸の一種。肝臓の機能をサポートしてくれます。シジミが二日酔いによいというのは聞いたことがあると思いますが、実はキノコにもたっぷり含まれています。アルコール代謝をする際にビタミンB1が大量に消費される関係で、飲酒後はビタミンB1がかなり減少します。お酒を飲む方のほとんどがビタミンB1不足に陥っていると言われているので、オルニチンとビタミンB1を豊富に含むキノコ類を積極的に採ることをお勧めします。

スーパーでも手に入れやすいキノコの特徴・ポイント

お伝えした栄養素はキノコ類全般にたくさん含まれていますが、ここではキノコの種類ごとに特徴やポイントを簡単にご紹介します。

■ぶなしめじ
肝臓の働きを助けてくれるオルニチンが豊富。肝機能を高めることで新陳代謝が活発になり、余分な脂肪が溜まりにくくなります。火を通しても形が崩れにくく、シャキシャキした歯ごたえの良さも残るので、扱いやすいキノコです。
■えのき
キノコキトサンが豊富。また、食物繊維も豊富なため、便秘の解消に効果が見込めます。肌荒れが気になる方は腸内環境を整えましょう。加熱すると柔らかさとぬめりが出て美味しくなりますが、歯ごたえとシャキシャキ感を残したい場合は、さっと火を加える程度にした方がよいです。
■舞茸
糖質の代謝を高めるビタミンB1が豊富。カルシウムの吸収も助けてくれます。サクサクとした食感で香りがよいのが特徴です。煮すぎると栄養分が逃げて色が黒くなってしまうので、調理の最後に加えるようにした方がよいです。
■エリンギ
キノコで採りたい栄養素がバランスよく含まれています。その中でも、ナイアシンや葉酸を多く含みます。松茸やアワビのようなコリコリとした食感が人気です。縦に切ることで、より食感を味わうことができます。
■椎茸
食物繊維が豊富でキャベツの2倍も含まれています。サクサクとした食感で香りがよいのが特徴です。また、干し椎茸は、乾燥することで細胞が壊れ、酵素が作用して旨味が増します。ビタミンDや食物繊維も豊富に含まれます。

<干し椎茸を戻すポイント>
旨味を引き出すには、冷水でじっくり戻すのがポイント。使うことが決まっているなら、料理の準備を始めてからではなく、事前に水につけておくことをお勧めします。昼食で使うなら朝食の後片付けをした後、夕食で使うなら昼食の片付けが終わった後であれば、ついでにできるので忘れにくいと思います。ただ、急に使うことを決めたとか、急いで戻したい場合もあると思います。その場合は、ぬるま湯につけると早く戻ります。

後半は、、、

前半では、キノコは低カロリーでヘルシーなだけでなく、健康にも美容にも効果的な栄養素がたっぷりということがお分かりいただけたと思います。後半では、リゾットにキノコを使うポイントや、栄養素をしっかり吸収するためのポイントなどを解説します。栄養たっぷりのキノコのポテンシャルを最大限に活かすためにも、リゾットは最適です。ぜひ後半も引き続きお楽しみくださいね。

リゾットに合うおすすめのキノコ〜栄養価についても解説〜<後半>