自宅でリゾットを使ったコロッケ作り~味付けのポイントも解説~

なとりすの【タキ】です!

「リゾット」と「コロッケ」は一見するとあまり結びつかないものと思われがちですが、イメージに一番近い料理はライスコロッケではないでしょうか。

あまり知られていないですが、ライスコロッケはイタリアのシチリアとナポリの名物料理で、形がオレンジに似ていることから「アランチーニ」と呼ばれ愛されています。

発祥はアラブ人がサフランで炊いたお米で作ったおにぎりを持ち歩いていて、小さなオレンジみたいだったから「アランチーニ」と呼ばれるようになったっていう説が一般的で、それが徐々に今の形に近付きながらシチリア中に広まったとされています。

また、イタリアにはアランチーニにとよく似た「スップリ」と呼ばれる郷土料理があります

アランチーニと同じくライスコロッケの一種なのですが、大きな違いは形です。

アランチーニはこぶし大ほどの三角や涙型に作るのが一般的ですがローマのスップリは俵型に成形します。

ローマのスップリの方が割とシンプルな材料で俵型なので揚げやすいため、スップリの方が家庭では作りやすいかと思います。

●アランチーニ

●スップリ

リゾットリメイクでライスコロッケ

リゾットはお米が結構膨らむので、予想以上のボリュームになってしまい、食べきれず残してしまうこともありますよね。そんなときは、冷えたリゾットを丸めて、コロッケにしてみましょう。

【材料】
・リゾットの残り ※冷蔵庫で冷やしてください。
・パン粉
・卵
・小麦粉
・油
これだけです。

  1. 冷やしたリゾットを直径3cm位に丸めます。
  2. 丸めたリゾットに小麦粉を全体にまぶし、溶き卵をつけて、パン粉をつけます。
  3. 180℃の油で5分程度揚げて完成です。

どうでしょうか。とても簡単ではないでしょうか。
また、作りすぎてしまったら②のものをラップに包んで冷凍すれば保存も可能で、冷凍のまま揚げることができます。
お客様が来た時やお弁当のおかず、軽くつまめるおやつにおすすめです。

※ポイント!

  1. 冷やしたリゾットでないとべちゃっとしてまとまりません。
    べちゃっとしているなら、一度フライパンで水気を飛ばしてから粗熱を取り、冷やすようにしてください。
  2. リゾットを丸める段階でモッツァレラチーズやスライスチーズなどを入れると中のチーズがとろっととろけて本格的な味に仕上がります。

◆揚げないライスコロッケ

正直、油で揚げるのも面倒ですよね。
朝忙しいときのお弁当には揚げないライスコロッケをおすすめします。
上のレシピと同じ材料で作るとすると、

  1. 冷やしたリゾットを直径3cm位に丸めます。
  2. 丸めたリゾットに小麦粉を全体にまぶし、溶き卵をつけて、パン粉をつけます。
    ―ここまでは同じです―
  3. アルミホイルを敷いた天板にのせ、オリーブオイル少量かけ、オーブントースターで10分焼きます。
    →煎ったパン粉をつけて、オリーブオイルを少量かけて、オーブントースターで3分程度焼いてもOKです。
  4. 味が薄い場合は、ケチャップやマヨネーズをつけるとおいしいです。

    揚げる手間も省けますし、ヘルシーで一石二鳥です。

※味付けのポイント!

リゾットに既に味がついているので、基本的に追加で味をつけることは必要ありません。
味が薄い場合にはケチャップやトマトソース、マヨネーズをつけるとおいしく仕上がります。

まとめ

いかがでしたか?
リゾットは材料が少ないのにとってもボリューミーで、この一品だけでもメインとしていけちゃいます。まさに食材が足りないときの救世主!
そんなリゾットをライスコロッケにリメイクすれば、二度楽しめちゃう大満足のレシピです。とっても簡単に作れますし、見た目もかわいらしいのでパーティーのおやつやお弁当のおかずにも使えます。
揚げないライスコロッケについてはお子様と一緒に作っても安全に楽しく調理ができます。

ぜひ、作ってみてください!

レストランに行けない今だからこそ…生米から作る本格リゾットレシピを公開!

なとりすの【タキ】です!

リゾットは材料も作り方もとてもシンプルですよね。
しかし家で作ろうとするとうまくいかないなんてことも。
また、昨今のコロナ禍により気軽にレストランに…とはなりづらいですよね。
そこで今回は生米から作る本格リゾットのレシピと美味しく仕上げるコツをご紹介します。
冷やご飯もなく、ご飯を炊くのも面倒だけど、ご飯ものが食べたい。
そんなあなたにおすすめな本格リゾットレシピです。
もう「おじや」みたいとは言わせません!
まず、お粥、雑炊、おじや、リゾットの違いについて触れていきます。

▶お粥
お粥は生米から大量の水で炊いた料理です。

▶雑炊
雑炊はだしを使って具材と炊いたご飯を入れたものです。粘り気は弱めです。

▶おじや
炊いたご飯を鍋などに入れて作られることが多く、お米の形が崩れるくらい煮込んでトロトロになったものです。(雑炊とおじやは諸説あり)

▶リゾット
イタリアの料理で生米を炒めて、ブイヨンなどで炊いた料理です。

特徴はお米を洗わない、お米を炒める、アルデンテにするなどが代表的です。
似たようなお米料理ですが、意外と違いがあることが分かります。
そして本格的なリゾットにするには「アルデンテ」にすることが重要なようです。
ここからは生米から作るリゾットレシピと簡単にアルデンテにするコツを紹介します。

■超簡単!生米からクリーミーリゾット

材料(1人前)
オリーブオイル     大さじ1
にんにく        1かけ
玉ねぎ         1/4個
生米          1/2カップ(米用カップで)
水           150cc
牛乳          50cc
顆粒コンソメ      小さじ1強
塩・粗挽き黒コショウ  少々
タバスコ        おすすめです

【作り方】

  1. スライスしたにんにくを、オリーブオイルを引いたフライパンで、
    きつね色になるまで弱火で炒めて一度取り出す。
  2. にんにくを炒めている間に、玉ねぎをみじん切りにする。
  3. 玉ねぎのみじん切りを加え、少し透明になるまで炒める。
    ベーコンなどを加えるならここで。
  4. 生米を洗わずに加えて、半分白っぽくなるまで中火で炒める。
    ◆【ここでアルデンテにするコツを解説①】
    「お米を洗わず油で炒める」
    お米を洗うと水分を吸います。その水分がリゾットにしたとき粘りとなります。
    軽く油を敷いたフライパンでお米を洗わず弱火で炒めることで、一粒一粒がコーティングされてお米が水分を吸いにくくなります。
    特に日本のお米は水分が多いのでこの工程によって水分のコントロールを行うのが肝心です。
  5. 水と牛乳とコンソメを加え、沸騰手前で火を弱火にする。
    ◆【ここでアルデンテにするコツを解説②】
    「スープは『熱々』と『少しずつ』加える」
    本レシピでは水と牛乳を冷たいまま入れていますが、本格的なアルデンテに仕上げるには別で沸騰直前まで熱したものを入れましょう。
    お米の温度が下がるとデンプン質が溶け出し粘りが出ます。
    したがって温度を下げないよう熱々のスープを加えます。
    その時一気に注ぐとお米同士がぶつかり合い、粒が割れたり、デンプン質が溶け出す要因となります。
    スープを加えるときは「熱々」と「少しずつ」が鉄則です。
    木べらで軽く混ぜたときに鍋底が見えたらスープを少しずつ入れるようにしましょう。
  6. 水分が少なくなるまで、弱火のまま10分位煮込む。特にかき混ぜなくても大丈夫です。
    ◆【ここでアルデンテにするコツを解説③】
    「木べらで混ぜすぎない」
    混ぜすぎるとお米が割れてデンプン質が溶け出します。
    焦げ付かないよう時々鍋底をすくう程度でOKです。
  7. 味見をしてみて米に少し芯が残るくらいならOK。
    まだ硬く水分も少ないようなら、50ccほど水を足してさらに煮込む。
  8. 少し水分を残す位で火を止める。最後に塩・荒挽き黒コショウで味を調える。
  9. 器によそって、取り出しておいたにんにくチップをのせて、
    お好みでタバスコを振って完成。

cookpad「超簡単!生米からクリーミーリゾット」より引用https://cookpad.com/recipe/976428

作り方の途中で紹介した3つのコツを実践すると、出来上がりがしっとりとしているのにお米の粒が立ち、お米に張りが生まれます。
程よくお米に芯が残り、噛めば噛むほどうまみを感じるリゾットになります。
リゾットは素材も作り方もシンプルだからこそポイントさえ掴めば誰でも簡単に本格的なリゾットが作れるのです。

■リゾットの保存について

保存についても簡単です。ポイントとしては2点。
1つ目はリゾットを平らなバットなどに移して冷まします。その後冷蔵庫で保存します。
また、1食ずつジップロックなどに分けて冷凍することも可能です。
しかし、保存となるとどうしてもアルデンテ感が弱くなります。
そこでポイント2つ目は保存する分を早めに火から上げてから冷蔵・冷凍するということです。アルデンテはお米に水分が完全に浸透することで無くなってしまいます。
ですから出来上がりより早めに火から上げ、早めに冷やすことで水分の浸透を防ぎ、アルデンテ感を保ったまま保存が可能です。

さらに詳しい保存方法については、こちらの記事をご参照ください。
→「リゾットの冷凍保存は可能?冷凍保存・解凍の方法まとめ」

■まとめ

いかがでしたか?
今回ご紹介したレシピはとってもシンプルでアレンジも幅広く作れるものになっています。
生米から作るリゾットならではの、本格的なアルデンテはご紹介したコツを意識して調理するだけで実現できます。
レストランに行きにくい今だからこそ、お家で本格的なリゾットを簡単に味わってみませんか?

リゾットとドリア。作り方、歴史などの違いを紹介

なとりすの【タキ】です!

「リゾット」と「ドリア」はどちらもイタリア料理の定番として知られております。

日本でもご家庭やファミリーレストランなどでも食べられる、なじみのある料理ですよね。

そして「リゾット」と「ドリア」…どちらもお米を使った料理で、どこか似ていませんか?

パッと思い付く違いといえば、リゾットは煮て、ドリアは焼いているぐらいです。

気になるけど調べるほどでもない。そんな小さな疑問に今回お答えいたします。

ドリアとは?

ドリアとはバターやサフランなどで軽く下味を付けたご飯の上にソースやトッピングを加えて、オーブンで焼き上げた料理です。

上には主にホワイトソースやチーズなどを乗せるため、味や作り方はグラタンに似ています。

他にもカレーや肉類などを加えてアレンジされますが、基本的にこってりとした味付けなので、食べ応えも抜群です。

ドリアの歴史

ドリアはその見た目からヨーロッパ生まれの料理だと思われることが多いのですが、実のところは日本生まれの創作料理です。

現在知れ渡っているドリアの原型は、1930年頃横浜の老舗ホテル、横浜ホテルニューグランドの初代総料理長であったスイス人シェフサリー・ワイル氏が、体調を崩した欧州の銀行家のために即興で提供した料理であると考えられています。

また、ドリアという名前はサリー・ワイル氏が考案したもので、イタリアの貴族、アンドレア・ドーリア提督の名前を由来にしていると言われていますが、その理由は明らかになっていません。

アンドレア・ドーリア提督は、ジェノバ共和国の名門貴族、ドーリア家のひとりで、一族の中ではもっとも有名な人物です。

ドリア作り方

1.フライパンで油を熱し、一口大に切ったお好みの具材を入れ、塩・こしょうを振り、
  炒め、水を加えて煮ます。

2.別のフライパンにバターを熱し、薄力粉を炒め、サラッとしたら牛乳を加えて溶きのばし
  ます。煮立ったら(1)を加えて混ぜ合わせ、塩・こしょうで味を整えます。 

3.グラタン皿にご飯と(2)を入れ、チーズを乗せて180度のオーブンで10分ほど焼きま
  す。

リゾットとは?

リゾットとはイタリアの米料理で、生米から作り、米を研がずに熱した香味野菜とオリーブ油になじませ、白ワインを入れスープで炊き、具材を加える料理です。

具材は様々で肉、魚介、野菜などを入れたりします。

また、トマトベースやクリームベース、和風なものまでバリエーションが豊富です。

米は日本の米とは種類が違う、「インディカ種」という細長い粒の種を使います。

リゾットはパスタと同じように少しだけ芯の食感を感じられるアルデンテで炊くのが理想的です。

リゾットの歴史

リゾットがイタリア料理として発展したのは、ひとえにイタリアが米をよく食べる国だからという背景があります。

イタリアに流れるポー川の下流ではお米作りに適した気候で、お米を食べる文化が広がります。

諸説ありますが、もともとお米はアジアから伝わったものといわれていて、古代ローマ時代より食料や薬として栽培されていました。

他の穀物よりも高値で取引されることから作る人が急速に増えたことも要因と言われています。

リゾット作り方

1.鍋で油を熱し、ニンニクや鷹の爪を入れ、香りを移します。
2.生米を入れてオイルをなじませます。白ワインを入れてアルコール分を蒸発させます。
3.米の1.3倍ほどの分量の水か野菜の出汁
 (ブイヨンなどで代用可。いずれにせよ熱くしておくこと。)
  を追加、あまりこまめにかき  混ぜないように煮立てていく。
4.アルデンテになるまで煮ます。(足りなければスープを追加します。)
5.好きな食材(野菜、茸、ソーセージ、魚介類など)を入れ、味を整え、少し火を通して
  出来上がりです。

まとめ

いかがでしたか。

ドリアは日本で誕生し、リゾットはイタリアで誕生しました。

誕生の経緯は違いますが、どちらも日本で愛されている料理です。

具材や作り方はシンプルで、アレンジも豊富で、時間がないときは冷やご飯でも簡単に作れます。

案外主婦の味方かもしれませんね。

本格的にこだわって作りたい方も簡単に済ませちゃいたい方も、おうちで作ってみて はいかがでしょうか。

失敗しない!リゾットの作り方のコツを専門家が解説

なとりすの【タキ】です!

イタリア料理の定番「リゾット」。
材料、作り方ともにとてもシンプルですが、酸味の効いたトマトベースのものや濃厚なクリームベース、はたまたイカ墨リゾットや和風アレンジまで実に幅広でバリエーション豊かな料理です。
日本にも似た料理がありますよね。お粥や雑炊、おじやとの最大の違いは生米を炊かずに炒めてお米の芯を残すアルデンテにすることです。
つまり、本格的なリゾットにはアルデンテは欠かせないのです。
そう言われると絶妙な具合のアルデンテはレストランでしか食べられないと思ってしまいますよね。しかしアルデンテはコツさえマスターしてしまえば案外簡単に作れます。
そこで今回は、失敗しない本格的なリゾットのレシピとともにアルデンテに仕上げるコツをご紹介します。

徹底解説! アルデンテに仕上げる本格「チーズリゾット」のレシピ

<材料> 2人分
・米                 1合(150g)
・オリーブオイル           大さじ2
・ブイヨン              3カップ ※顆粒ブイヨンを湯に溶かしたもの
・ローリエ(あれば)         2枚
・白ワイン              大さじ1
・バター               20g
・パルミジャーノ・レッジャーノチーズ 大さじ2
・塩・粗びき黒こしょう        少々

<作り方>

1.米をオリーブオイルで炒め、同時にブイヨンを温める 鍋にオリーブオイル、生米を入れて中火にかけ、米全体に油が回るように木べらでやさしく混ぜながら5分ほど炒めます。
同時に別の鍋でブイヨンを中火で温めておきます。(後に重要になります。)
白ワインと、あればローリエを加えるとブイヨンの香りがグンとよくなります。

※アルデンテにするコツを解説①「お米を洗わず油で炒める」
お米を洗うと水分を吸います。
その水分がリゾットにしたとき粘りとなります。
軽く油を敷いたフライパンでお米を洗わず弱火で炒めることで、一粒一粒がコーティングされてお米が水分を吸いにくくなります。
特に日本のお米は水分が多いのでこの工程によって水分のコントロールを行うのが肝心です。

2.お玉2杯分のブイヨンを入れて、米を炊き始める
米が油を吸って熱くなり、表面が均等に白っぽくなったら熱々のブイヨンを注ぎます。
注いだ途端にブイヨンが沸き上がり、湯気が立ち上がります。

※アルデンテにするコツを解説②「熱々のスープを加える」
本格的なアルデンテに仕上げるには別で沸騰直前まで熱したものを入れましょう。
お米の温度が下がるとデンプン質が溶け出し粘りが出ます。
したがって温度を下げないよう熱々のスープを加えます。
工程1でのブイヨンの加熱がここで活きてきます。

3.ブイヨンをつぎ足しながら、20分炊く
米がブイヨンを吸って、表面にカニ穴のような穴が開いてきたら、その都度、お玉半量の熱々のブイヨンを足しながら、弱火で20分炊きます。

※アルデンテにするコツを解説③「スープは少しずつ加える」
一気に注ぐとお米同士がぶつかり合い、粒が割れたり、デンプン質が溶け出す要因となります。
木べらで軽く混ぜたときに鍋底が見えたらスープを少しずつ入れるようにしましょう。
スープを加えるときは「熱々」と「少しずつ」が鉄則です。

※アルデンテにするコツを解説④「木べらで混ぜすぎない」
混ぜすぎるとお米が割れてデンプン質が溶け出します。
焦げ付かないよう時々鍋底をすくう程度でOKです。

4.米がふくらみ、粒が立って、艶々してきたら、味見をする
20分炊いたら、一度、味見をしてみてください。
本場のリゾットは米に微かに芯が残る程度がベストな炊き上がりとされています。
これが噂のアルデンテでございます。

5.火を止め、バターとパルミジャーノ・レッジャーノチーズを加えて余熱で溶かし、塩で味を調えてこしょうをふる
米をアルデンテに仕上げたら、その後は余分な熱を与えたくないのですぐに火を止めて。
バターとチーズは余熱で溶けるので、手早く木べらで混ぜ、塩で味を調えたら完成。
器に盛り、粗びき黒こしょうをふります。

出来上がりを眺めてみると、しっとりと濡れているのに、粒が立っていて、米に張りがあるのがわかります。
スプーンですくって口にしてみると、口の中でパラリと米がほぐれる感覚。
まるでおじやとは違う食感で、かめばかむほどに美味しい! これぞ、まさにプロの味。

Foodie「【シェフ直伝】本格リゾットのレシピ。
生米をアルデンテに仕上げるテクニック」より引用https://mi-journey.jp/foodie/52916/

リゾットは素材も作り方もシンプルだからこそポイントさえ掴めば誰でも簡単に本格的なリゾットが作れるのです。

【補足】

「リゾットに向いているお米とは?」
いざリゾットをお家で作った時、お米がべちゃっとしてアルデンテも無い。
リゾットづくりで失敗してしまう要因として、水加減や味付けだけでなく「お米の品種」もあるようです。
日本のお米は比較的粒が小さくもっちりとしています。
普通に炊いて食べるのにはふっくら、もっちりでおいしいのですが、リゾットにするとべちゃっとしやすいのです。 リゾットに向いているお米の条件は、

①煮崩れしにくい
②お米の立ちがよく大粒
③粘り気が少ない

が挙げられます。おすすめの品種をご紹介します。

【カルナローリ米】

イタリアで栽培されているお米です。
価格は輸入米や低収量ということもあり、かなり高めの「1000~2000円/kg」です。

【和みリゾット】

和みリゾットは、「カルナローリ」を品種改良する形で生まれた「国内初のリゾット専用品種」です。
2016年に品種登録されたばかりの比較的新しい品種です。
価格は「500円/kg」。 そ
の他にも日本のお米でリゾットに向いている品種は「大地のほし」「そらゆき」「ななつぼし」「里山のつぶ」「天のつぶ」などです。

【まとめ】

リゾットに適したお米は煮崩れしにくく、大粒で、粘り気の少ない特徴の品種を選ぶとよいです。日本のお米は比較的粒が小さくもっちりとしていますが、上記で上げたような割と粘り気が少なく大粒で、サラリとした食感のお米を選ぶと上手に仕上がります。

いかがでしたか?今回ご紹介したレシピは非常にシンプルなものになっています。
ここからアレンジとしてトマトベースにしたり、濃厚なクリームリゾットにしても良し。
コツさえつかんでしまえば失敗してお粥みたいなリゾットになるなんてことはありません。
それもお家で作れます。忙しい朝にも本格的なアルデンテ感のあるリゾットが味わえます。
リゾットライフを楽しんでみてはいかがでしょうか。
また、余裕があるかたはお米の品種もこだわって見ると面白いかもしれません!

本場のイタリアンリゾットの主な種類とは

突然ですが皆さん、リゾットって昔に比べて身近になったけど、”詳しくは知らない料理”だなと感じたことありませんか?

こんにちは。nutrth(なとりす)の春日井です。 

当サイトにある他の記事でもそんなリゾットについて色々と深掘りしてきました。

「すぐに使えるリゾットレシピ」や「そもそもリゾットってどうやって誕生したの?」などなど、色々な切り口でリゾットを解説してきました。

が、肝心の「本場イタリアでどんなリゾットが食べられているのか」については調べていなかったのです!

リゾットがお米を使ったイタリア料理程度の認識はあっても、現地イタリアのリゾットにはどんなものがあるのかって知りませんよね。

もしかしたら、まだ見ぬ本場イタリアのリゾットは日本で流行るかもしれない。

食品業界に携わるものとして知っておかなくて良いのか!

ということで、今回はイタリアンリゾットの種類について解説していきたいと思います。

【この記事を読むとこんなことが分かります】

  • 本場イタリアンリゾットの種類が分かる
  • 日本のリゾットとの違いはあるの?
  • イタリア観光で行くべきおすすめのお店は?

食べたことはあってもよく知らないリゾット。 この記事をきっかけに今より”本物”のリゾット通になりましょう。

日本人の口に合う、”和ゾット”が気になる方は下のリンク先から先にチェック!

ミラノ風リゾット

本場イタリアのリゾットとして知られているのが、ミラノ風リゾット。

大きな特徴は華やかな黄色い見た目。お米を黄色くしているのはカレーなどでも使われている”サフラン”。リゾットに使われているのはちょっと意外ですよね。

ミラノ風リゾットに使われている具材はサフラン、お米、玉ねぎ、ブイヨンととてもシンプル。

そんなシンプルなミラノ風リゾットには、同じくミラノの郷土料理である「オッソブーコ」と呼ばれる牛すね肉の煮込みと合わせて食べるのが定番となっています。

自宅で作る場合はオッソブーコの代わりにチーズをたっぷりかけると簡単かつ、コクのある美味しいリゾットに仕上がります。

サフランは近くのスーパーでも手に入りやすい香辛料ですので、自宅でミラノ風リゾットを作ってみるのはいかがでしょう。

ミラノ風リゾットを自宅で作る場合はこちらのレシピがおすすめ。

エスビー:ミラノ風リゾットレシピ
https://www.sbfoods.co.jp/recipe/detail/04210.html

【ひとくちコメント】

食材自体はシンプルなリゾット。パスタ同様、アルデンテ(少し芯の残る固さ)に仕上げると美味しいリゾットになります。

リゾットヴェルデ

ほうれん草とチーズで作られた緑色が鮮やかなリゾット。”ヴェルデ”とはイタリア語で”緑の”という意味で、パスタやワインにも使われる言葉。

今回紹介する、リゾットヴェルデはフィレンツェにあるトラットリア(レストラン)”DUE G”(ドゥエジー)の人気メニュー。

ほうれん草のきれいな色合いとチーズのまろやかな味わいが日本人観光客にも人気です。

お米も日本のお米とは違う、イタリア産のお米を使っており、独特な食感は本場ならでは。

一見、量が多く見えるかもしれませんが、女性でもペロッと食べられる人気のリゾットです。

現地で食べるなんて簡単にはできないかもしれませんが、憧れのリゾットとしてぜひとも覚えておいて欲しい一品です。

リゾットヴェルデを自宅で作る場合はこちらのレシピがおすすめ

綺麗な緑色 ほうれん草レシピの作り方
https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1530003053/

【ひとくちコメント】

コツは重曹を使うことで色鮮やかに仕上げること。ほうれん草をたくさん使いますが、フードプロセッサで細かくすると子供でも食べやすいので野菜嫌いのお子さんをお持ちのお母さんにもおすすめです。

イタリアのリゾットには明確な区別がない

今回、本場のイタリアではどんなリゾットが食べられているのだろうという興味から調べてみましたが、思っていた以上に本場イタリアのリゾット料理が出てきませんでした。

今回紹介した2種類のリゾット以外には、ラデッィキオ(キク科の野菜)を使ったトレヴィーゾ風などがありました。

どうやら、リゾットのメニューとして明確な定義があるわけではなく、現地で採れる野菜や料理と組み合わせて食べるのが、本場イタリアリゾットの種類の様です。

日本人の口に合うリゾットメニュー

本場イタリアのリゾットも美味しいですが、やはり日本人が作った日本人に合うリゾットも美味しいものです。ということで、そんな時は女性の管理栄養士監修で作られた”和ゾット”はいかがでしょう。材料は商品と残りごはんを合わせて温めるだけ!

たった5分で具沢山のスープごはん、和ゾットのできあがりです。管理栄養士というプロ目線に加えて、女性が日頃から感じている「あったらいいな」を現実化した商品。

無添加で優しい味付けなので「ちょっと小腹が空いた」なんて時にも最適です。